COP15前議員会館勉強会 第一回 地球温暖化の最新情報-科学と世界の動向

イベント開催日

2009-09-29

日時: 9月29日(火)14:30~16:00
会場: 衆議院第二議員会館 第4会議室
講師: 西岡秀三氏(国立環境研究所/MAKE the RULEキャンペーン呼びかけ人)
     浅岡美恵氏(気候ネットワーク代表)

地球温暖化問題の世界の取り組みを決める今年12月のコペンハーゲン会議(COP15)は、これからの将来の方向性を決める重要な会議になります。この会議に向け、世界は温暖化対策の強化に大きく舵を切っています。
 日本も、これからの低炭素社会の実現に向けて、自らの排出削減を大胆に進める目標と、しくみを定め、国際的にリーダーシップを取っていく必要があります。
 政権交代も受け、改めて、政治家、市民とともに考えていくための勉強会、第一回目では、地球温暖化問題をめぐる最新の情勢を紹介し、地球温暖化防止のために今、何が必要かということについて、問題意識を共有しました。
30名以上の国会議員や秘書、政策関係者、メディア、一般参加者、総勢約100名が参加し、会場を埋めました。

最初に、西岡氏より、「地球温暖化防止の考え方」について講演いただきました。ラクイラサミットで、気温上昇を2℃以下に抑えることと2050年に先進国全体で温室効果ガス80%の削減を合意したことについて、その背景と、日本でどのように達成していくかについて語られました。また麻生政権での中期目標議論では、恣意的なデータによりコスト負担が強調されていたことを訴え、低炭素化への転換でコスト削減になる、得になることを「見える化」によりもっとPRすべきだと指摘されました。

浅岡氏からは、「世界の動きと日本の課題」として、政権交代とともに様々な温暖化対策の枠組みが作られている欧米の状況と、日本の現状についてお話いただきました。
温暖化問題は政治課題であること、共通の課題に全世界で取り組まなければならない中で、日本がよりよい貢献をしていかなければ、と訴え、特に大規模事業所での削減可能性に切り込むことが必要であると強調しました。
最後に、国の政策とともに地域の政策が重要であり、地域の特性を生かした温暖化政策が今後の課題であると指摘しました。

講演を受けて、参加した議員の方から以下のようなコメントをいただきました。
・ 櫛渕万里衆議院議員(民主党)
今回鳩山首相がニューヨークで明確な姿勢と高い削減目標を掲げ、NGOが20年来取り組んできた気候変動問題に、新しい政権の中で取り組むステージができたことを一議員として嬉しく思う。ぜひみなさんと一緒に取り組んでいきたい。・山崎麻耶衆議院議員(民主党)
「見える化」の話があったが、まだまだ知られていない。地球全体で考えなければならない問題であるため、政治と研究分野が手をつないでいきたい。
・石井登志郎衆議院議員(民主党)
私たちは歴史の評価を受けるという存在であり、環境問題は一つの大きな課題となるだろう。この分野でしっかり成果を出していくことが政権の評価につながっていく。
・小宮山洋子衆議院議員(民主党)
民主党では地球温暖化対策本部の本部長であった岡田さんが外務大臣、また事務局長であった福山さんが副大臣となり、外交のほうも地球温暖化を大きく進めようとしているところ。みなさんのお知恵をいただきながらしっかりと取り組んでいきたい。
・五十嵐文彦衆議院議員(民主党)
山林に手を入れることで、森林の吸収率を高めることができれば、25%は決して難しくないと思っている。目標をしっかりと設定して政策を集中することが大切である。
・前田武志参議院議員(民主党)
森を生かし、木の文化を生かしたいというところから温暖化対策の勉強を始めた。エンドユーザーである住宅に働きかける森林政策を、民主党が中心となって実現していきたい。

MAKE the RULEキャンペーンでは、11月までに議員会館での勉強会を今後連続して開催し、引き続き政治家、市民のみなさんとの意識共有と意見交換を進めていきます。

西岡秀三氏
浅岡美恵氏
議員、秘書の方を含め、会場には約100名が集いました

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